好きな人がいると、気になります。
好きな人であるだけに頭から離れず、いっそのことお付き合いをしてみたいと考え始めることでしょう。
人として当然のことであり、好きな人とは一緒になりたいものですよね。
好きな人のハートを射止める最初のステップは、相手を知ることです。
まずは情報が必要です。
情報なくして、挑戦は始まりません。
日常で普通に好きな人と接していれば、それだけで相手のことをよく知ることができるようになります。
勉強とは大げさな表現ですが、ただ単純に「よく会い、よく話し、よく笑う」を重ねて増やしていけばいいのです。
学校の勉強と同じように、勉強する時間が長ければそれだけよく勉強ができます。
最初のステップ(1)の「好きな人のことに詳しくなる」が達成できれば、次のステップです。
次のステップは「相手のハートに集中する」です。
相手の趣味や好み、好きな映画やスポーツの傾向がわかれば、次はそこを重点的に攻めるのです。
テレビのドラマであれほどまでに主人公がかっこよく映っている影には、必ず名脇役の存在があります。
「名脇役」とは、2番目の主人公で、主役ではなく主役を引き立てるために存在する役者です。
主役ほど目立ちません。
好きな人との接し方には、臨機応変が必要です。
これといった決まりきった答えがあるのではなく、時と場合によって答えも変化をしていくということです。
あなたはハートを射止めるために、ジグソーパズルのピースのような存在になりましょう。
「好きな人に合わせて集中する」の攻略について、さらに話を進めていきます。
ポイントは、ハートはハートによって射止めることが、最も効果が大きいということです。
ハートを射止めるための矢には、2種類あります。
ハートを射止めるための矢で大切なことは、物質的な「物」ではなく精神的な「ハート」だと言いました。
せっかくですから、物質的な「物」をあげておきましょう。
これらを扱うときには要注意です。
好きな人のことに詳しくなり、好きな人の心に近づくことができれば、いよいよ最後の弓矢を放つときです。
最後の段階である「弓をさっと放つ」という段階です。
お付き合いのためにアクションをするということです。
成功できる人とできない人の違いは、自分を信じているかどうかにあります。
うまくいく人には決まって「自分はうまくいく!」という強い考え方があります。
またその逆にうまくいかない人には「自分がうまくいくはずがない……」という弱い考え方があります。
遠慮で控えめな日本人は「行動しないこと」が大得意です。
そんな日本人は、特に恋愛においても行動が鈍いです。
好きなのに好きと言わない人がなんと多いことか。
私は告白をして、何度か断られてしまったことがあります。
どちらかといえば、成功より、失敗のほうが多くあります。
「なぜ自分はこれほどうまくいかないのだろう」
先日、読者からある相談メールをいただきました。
>好きな男性がいるのですが、すでにその人には彼女がいます。
>それでも告白したら、
好きな人の前では輝いた自分を見てもらいたいと思うのは、当然のことです。
美しくお化粧したり、かわいい洋服やかっこいい服を着たり、ブランドのバッグを持ったりなどです。
もっと自分のことを見つめてもらいたいと思うことは、人間なら誰しも思うことです。
外見を磨くのは、簡単なことです。
きれいな服を着ればいいだけのことです。
もちろん自分の個性に合った服やアクセサリーなどがあります。
内面的な魅力は、友人からは見えないところで磨かれます。
友人と一緒にいる時間ではなく、1人になったとき、自分を磨けるようになります。
自分に集中できるのは、1人の時間のとき。
魅力を磨くために、口にしてはならないことがあります。
愚痴・悪口・噂です。
これらを口にしたとたん、あなたの魅力は下がってしまいます。
さて、内面的な魅力について、いろいろと話を進めてきました。
読者であるあなたは「話が脱線している」と思っているのではないでしょうか。
もしそう思っていれば、とんだ間違いです。
人がどきどきを感じるのは、白い歯を見せた笑顔のときです。
白い歯を見せた笑顔ほど、どきっとする表情はありません。
にっこり笑う表情は、思わずこちらまでにっこりしてしまいます。
好きな人を目の前にすると、つい最高の自分を見せたくて強がってしまいます。
もっと自分のことを気に入ってもらいたいという一心で「最高の自分」を演じてしまいます。
しかし、最高の自分なんていつでも出せるわけではなく、ほとんどの場合空回りをしてしまい、最高どころか最低の自分になります。
好意は、一度にどっさり与える必要はありません。
一度にどっさりだと与えるほうも受け取るほうも、大変になります。
ケーキは一切れずつ食べるからおいしいのであって、一度に全部まるごと食べようとすると、たいてい食べきれません。
好きな人だからすぐ告白という手もありますが、たいていの場合はうまくいきません。
お互いにきちんと理解し合えていない状態で、告白にOKが出ることのほうが珍しいのです。
告白は日常で接していくすべての好意が、小さな告白と考えることです。
恋愛とは、ほとんどの場合、まず片思いから始まります。
お互いに引かれ合うケースもありますが、まれなケースです。
たいていの場合、どちらか一方が好意を持ち始めます。
好きな人と一緒になるときには、計画を考えます。
「どんな話をして、どんな態度で、どんな感じで話そうかな」
「どこへ行って、何を食べようかな」
私は以前、読者からの悩みに答えていた時期がありました。
好きな人への告白は、友人に手伝ってもらうと、楽になります。
「私もアドバイスを直接できればいいのではないか」と思っていました。
自分の人生を切り開く人は、自分以外にいません。
ハートを射止める矢を放つ人も、自分以外の誰でもありません。
特に若い方々は、まだ経験が浅いがゆえに「手伝ってもらう恋愛」をしてしまいがちです。
学校には定期的にイベントがあります。
運動会や文化祭などの大きなイベントのことです。
私が学生時代、学校のイベントのときには決まっていつも不思議な出来事が起こっていました。
相手の心を動かす上手なコミュニケーションというのは「心配」が含まれている会話のことです。
心配という表現で、好きだという気持ちを表現できます。
人から「大丈夫?」と心配されると、嬉しくなってしまいますよね。
ハートを射止めるために、相手の心を無理やり変えてしまうのは大変です。
時間がかかり努力も必要で、なかなか思うようにいきません。
それで自分は恋愛が下手なんだと自己嫌悪になってしまう人がいます。
特に好きな人とは、まめにコミュニケーションを取っていきましょう。
好きな人と重点的にコミュニケーションを取っていけばそれだけコミュニケーションの量が増えます。
大切なことはお互いがお互いのことを理解し合うことです。