成功できる人とできない人の違いは、自分を信じているかどうかにあります。
うまくいく人には決まって「自分はうまくいく!」という強い考え方があります。
またその逆にうまくいかない人には「自分がうまくいくはずがない……」という弱い考え方があります。
これは恋愛におけるポイントにもつながります。
恋愛が得意で上手な人ほど「自分は幸せになれる」と強く信じ込んでいます。
実際に幸せでなくても、幸せになる気持ちでいっぱいなのです。
また恋愛が下手でうまくいかない人は「自分が幸せになれるわけがない」と尻込みしています。
「いいよいいよ」と変なところで幸せを遠慮し、自分から距離を置いているのです。
目の前に幸せがあっても、それをつかむのは何だか周りの人に悪いような気持ちがあり、せっかくの幸せを有効活用していません。
そうこうもたもたしているうちに、自分は幸せになれると信じている人が、さっと横から取り上げてしまいます。
それを見て「とられちゃった。やっぱり自分はダメなんだ」と、またひどく落胆して、気力を失います。
自分に資格があるとかないとかは関係なく、単純に幸せをつかまなかった自分がいけないだけです。
目の前にチャンスがあるのに「できるわけがない」という気持ちがあるためにもたもたしています。
「自分には無理だ」という気持ちがあって、何がうまくいくのでしょうか。
「何もできない」と思っている人が、何でもできるほうがおかしいのです。
「何もできない」と思っていると、何もできないようなことばかりが起こります。
自分がそう思っているため、そういう行動しかしないからです。
またその逆も言えます。
「自分はできる」と思っている人が、なぜうまくいくのでしょうか。
どんどん経験をこなし、それに応じた知識と知恵を身につけた人間が強くないわけがないのです。
よって「自分はできる」と思っている人は、何をやってもうまくいきます。
自分ができると思っているから尻込みなど無縁で、何でも本当に行動してやってのけてしまうからです。
日本人には「遠慮」をすることが美徳だという考え方があります。
控えめに遠慮することが幸せになれると思い込んでいますが、物は考えようです。
いくら控えめに遠慮していても、いざというときにはしっかり前に踏み出しておかないと、後から困るのは自分なのです。
「自分が幸せになれるわけがない」と思い込みがあると、無意識のうちに自分から幸せを捨ててしまっているのです。