間違いを指摘されたとき、逆ギレする人がいます。
「ここは認証バイアスといってね」
「すみません、間違っています。認証バイアスではなくて確証バイアスです」
「なんだよ、うるさいなあ。いちいち細かいんだよ。あなただって間違えることがあるでしょ!」
せっかく間違いを指摘してもらえたにもかかわらず、感謝の言葉がありません。
それどころか、逆に怒り出すのです。
これほど感じの悪いことはありません。
プライドが高い人にありがちです。
プライドが高い人は、人から指摘されることを嫌うので、ぶつぶつ愚痴や文句を言うことが多い。
逆ギレの態度を取っていると、今後間違いがあったとき伝えにくくなります。
「あの人に間違いを指摘しても逆ギレされる。黙っておこう」となります。
間違いを指摘されないと、損をするのは本人です。
間違いに気づかないまま、いろいろなところで間違った情報を口にすることになり、恥をかくことになるのです。
間違いを指摘されたときは、素直に認めて、感謝することです。
「失礼しました。間違っていましたね。教えてくれてありがとうございます」
素直に自分の間違いを認め、素直に感謝の言葉を述べます。
素直な一言が好印象です。
「今気づけて良かった」と思えば、自分の成長につながります。
間違いを伝えた人も「気づいてもらえて良かった」と安心できるうえ、今後も間違いを見つけたとき、本人に伝えやすくなります。
間違いを教えてくれたおかげで、早めに訂正でき、恥が最小限に抑えられるのです。
人間ですから間違えることはあります。
誤解をしていたり、間違った内容で覚えていたりすることがあるもの。
たとえ上司や先生など上の立場であっても、間違っていたときは素直に認めて、教えてくれた人に感謝するのが好印象です。