お金の勉強は、学校では十分にできません。
では、どこで最初に学ぶのかというと、両親からです。
両親の生活習慣から、お金の関する哲学を学ぶのが第一です。
そばにいるからこそ、お金について学びやすくなります。
私の家庭は、大金持ちではありませんが、生活に困らないほどのお金はあります。
それは、両親のお金の使い方が正しかった証拠です。
私がいろいろな勉強ができたり経験ができたりするのも、実はお金があったおかげという部分があります。
おかげでアメリカに留学をさせてもらい、いろいろな勉強や経験を積む機会ができました。
しかし、私の両親は、お金に関してうるさい人です。
小さな金額でも「もったいない」が口癖です。
節約をしようとします。
私がまだ小さかったころは「なぜ、小さな金額で大騒ぎするのだろう」と思っていました。
「もったいない。もったいない」と小言ばかりを言う母に、いらいらしたこともありました。
新しい服はめったに買わず、いつも古着ばかりを着ている母だけを見ると、お金のある人には見えません。
お金はあっても、貧しい節約ぶりなのです。
しかし、私はそんな家庭で育ちながら、ふと気づきました。
実はそうした「習慣」は、お金が貯まるポイントであることに、気づくようになりました。
宝くじに大当たりをしてお金ができたわけではありませんし、最初からお金があったわけでもありません。
両親に、お金が貯まるような生活習慣がありました。
両親に備わっていた「お金が貯まる習慣」のおかげだと気づきました。
小さいころからそうした両親を見て育ってきたため、父と母の習慣を分析することで、今回の本を書くことができました。