お金を稼ぐ方法は、夫婦揃って共働きをすることです。
収入の入り口が1つであるより、2つであるほうが、お金がより多く入り、それだけ生活が楽になります。
ただし、いつも家には誰もいない状態が理想的かというと、そうではありません。
必要に応じて共働きをしたり、あるいはしなかったりと、臨機応変に対応することです。
ずっと朝から晩まで家に誰もいないのでは、子どもがかわいそうです。
1人、テーブルで冷めたご飯を食べるのは、子どもの教育にもよくありません。
私の家庭は基本的に亭主関白で、父が稼ぎの中心になっていました。
母は、私と妹の面倒を見ながら、家事をしていました。
しかし、これがずっと続いていたわけではありません。
時と場合に応じて、母も働きに出て、共働き状態になるときがありました。
私や妹に手がかからなくなり、余裕が出れば、近場でアルバイトを見つけます。
少しでも生活の足しになるお金を稼いでいました。
何もないからと家でじっとしている母ではありません。
いつもお金のことをぶつぶつ言っているくらいの人でしたから、時間に余裕ができれば、自分も稼ぎに出ていました。
いまや、塾や習い事が当たり前の時代になっています。
生活費や光熱費だけでなく、子どもの養育費も、負担がかなり大きくなっています。
子どもに教育熱心で有名な韓国では、教育費が子ども1人に月10万円相当にも及ぶ家庭もあるようです。
いずれ大きく稼ぐようになるであろうわが子に大きく投資をして、食費や光熱費以上にお金をかけているのです。
父の仕事、母のアルバイトという両方の収入は、私と妹の教育費につぎ込まれたのです。