一般的に食べ歩きは、行儀のよいことではありません。
食べながら歩いていると、親から「座って食べなさい」と叱られた経験があるでしょう。
特に公共性の強い場所は、食べ歩きが禁止されているのが一般的です。
駅の構内、電車内、図書館、美術館、博物館などです。
海外では、食べながらの飲食で罰金が科せられるところもあります。
しかし、いつでもどこでも食べ歩きがマナー違反になるわけではありません。
食べ歩きが許される場所もあります。
たとえば、休日の遊歩道、お祭りで露店が立ち並ぶ道です。
テーマパークでも、食べ歩きが許されるケースがよく見られます。
「ここでは食べ歩きが許されているのだね」
普通に思ってそのまま流しそうですが、ちょっとここで気づいてほしい。
見方を変えれば、食べ歩きができるチャンスです。
普通はマナー違反になる行為が、許された場所ではマナー違反になりません。
堂々と食べ歩きができるのですから、このチャンスを逃さない手はありません。
たとえば、アイスクリームです。
座って食べるのと歩きながら食べるのとでは、同じアイスクリームでも違った感じ方があるでしょう。
暑い日に冷たいものをいただきながら歩くと、周りの景色も涼しく感じられるに違いありません。
座って食べるのもいいですが、歩きながら食べるのもなかなか悪くありません。
普段食べ歩きができない分、食べ歩きができるところはチャンスと言えます。
こそこそすることなく、堂々と食べ歩きができます。
食べ歩きが許される場所では、食べ歩きができるチャンスを楽しんでみましょう。
普段はしない食べ方なので、いつもとは違った気分が味わえるでしょう。
風情とまではいきませんが、ちょっとした非日常感を味わえるはずです。
たまにユニークな食べ方として楽しんでみるのも悪くありません。
あくまで許された場所に限りますが、そうした食の楽しみ方も選択肢として覚えておくといいでしょう。
もちろん食べ終わったら、ごみの処理には注意しましょう。
歩きながらの飲食もおいしい食べ方の1つ。
食の可能性を広げることになります。