カフェ巡り・スイーツ巡りが趣味の人がいます。
「趣味でよくいろんなカフェを巡っています」
「いろんなスイーツを巡るのが好きです」
旅行や遠出をするときは、その土地のカフェやスイーツを巡ります。
毎週末には、気になるカフェに行ってみたり、おいしいスイーツを求めて出かけたりです。
高級ホテルでランチやアフタヌーンティーをいただくのが趣味という人もいるでしょう。
一方で世間では、カフェ巡りやスイーツ巡りに対してちょっとした風当たりがあります。
「食いしん坊だね」
「将来の役に立たないよ」
「出費のかかる趣味だね」
「スキルにも成長にもならない」
「もっと生産的な趣味はないの?」
「カフェ巡りやスイーツ巡りは趣味のうちに入らない」
「もっときちんとした趣味はないの?」
一部からカフェ巡り・スイーツ巡りをばかにする声が聞こえてきます。
せっかくの楽しみであっても、一部の人から厳しい言葉を言われると動揺してしまいます。
ひどいことを言われて傷ついた人もいるのではないでしょうか。
しかし、ここで断言します。
カフェ巡りもスイーツ巡りも、素晴らしい趣味です。
食をテーマにした趣味に貴賎はないからです。
趣味は何でもいいのです。
自分の趣味を、人からとやかく言われる筋合いはありません。
「趣味はこうあるべき」というルールもありません。
「趣味はこうあるべきだ」という声が飛んできても、無視してOKです。
生産性がなくても将来の役に立たなくても、自分が好きでやっていることなら何でも趣味になります。
趣味とは何か。
実用や利益を考えず、個人が楽しみとしていることをいいます。
「実用や利益がない」といった批判がありますが、そもそも実用や利益がないから趣味であり、そこがいいのです。
実用や利益を考えないからこそ、ひたすら楽しむことに集中できます。
本人が楽しみを覚えるなら、れっきとした趣味です。
趣味を楽しむことは、自分らしく生きることでもあります。
自分に合ったことをしているのですから自然体でいられます。
自分の価値観を追究できるため、純粋な心の喜びを感じることができます。
個人的な視野や世界観が広がっていき、生きがいにもつながります。
「仕事に役立たないから」という理由で否定するのは安易です。
直接的に仕事に役立たなくても、思わぬところで間接的に役立つことは珍しくありません。
また今すぐ仕事に役立たなくても、いつか別の形で仕事に生かされることがあります。
カフェ巡り・スイーツ巡りもきちんとした趣味です。
そこに1ミリの恥じらいも不要です。
むしろ自分の食欲に正直な趣味ですから「自分らしい生き方を実現できている」といえます。
食は、生きるために行うものだけではありません。
食は、最も身近なレジャーであり、エンターテインメントです。
カフェ巡りやスイーツ巡りに自信がないから「食をテーマにした趣味」と言い換えてください。
食をテーマにした趣味といえば、体裁が整い、自信が出てきます。