手を上げてタクシーを止めます。
タクシーに乗ったら、運転手さんに行き先を伝えるでしょう。
「○○までお願いします」
このとき、運転手さんに目を合わせず、声だけで伝えていませんか。
タクシーでは、運転手が前部座席で、自分は後部座席というポジションになるのが一般的でしょう。
お互いの座席位置が前方後方でずれているので、目を合わせにくい状況です。
またタクシーを使うときは急いでいるときが多く、焦りの心理も影響して、目を合わせないこともあるでしょう。
もちろん行き先さえきちんと伝われば何も問題ありません。
運転手さんは目的地まで乗せていってくれるでしょう。
しかし、少なくとも感じがいいとは言いがたい。
たしかに行き先さえ言えば伝わりますが、ぶっきらぼうな印象を与えるでしょう。
運転手さんも人間です。
ぶっきらぼうな伝え方をすると、心のない印象を受けるでしょう。
「なんだか感じ悪いお客さんだな」と心証を害するかもしれません。
行き先まで安全に乗せていってもらえるのも、タクシーの運転手さんがいてくれるからこそです。
タクシーに乗ったら、きちんと運転手さんの目を見ながら行き先を伝えましょう。
ミラー越しでもかまいません。
大切なことは「きちんと相手の目を見る」ということです。
コミュニケーションでは、きちんと相手の目を見るのが基本です。
目を見て話すことは、運転手さんに敬意を払うことになります。
ミラー越しでもいいので、運転手さんの目を見て伝えると好印象です。
「○○までお願いします。よろしくお願いします」
丁寧な言い方をすれば、運転手さんは言葉が聞き取りやすいだけでなく、好印象を受けるでしょう。
行き先を伝えた後「よろしくお願いします」で締めくくると、いっそう印象がよくなります。
「丁寧なお客さんだね」と思ってくれるに違いありません。
お金を払う立場であっても礼儀正しい姿勢は大切です。
気持ちよく運転でき、いつもより安全運転になるのです。