失敗は誰にでもあるもの。
失敗をしない人はいません。
特に初めてのチャレンジは、イメージがつかめなかったり手順や方法がわからなかったり、つまずくことでしょう。
「最初は失敗して当然」と言えます。
大切なのは、失敗した後の対応です。
失敗との付き合い方は、人生を大きく左右するポイントです。
失敗の後、落ち込んだまま、引きずることがあります。
「自分が情けない」
「どうしてあんなことをしてしまったのだろう」
「あのときこうしていればよかった」
振り返っては落ち込み、くよくよしてはため息をつきます。
一度だけでなく、何度も思い出します。
思い出すたびにつらい気持ちがフラッシュバックして、しばらくたってはまた思い出します。
これはよくありません。
失敗を引きずるのは不毛です。
もう終わったことです。
過去には戻れません。
どうしようもないことを嘆いたところで、どうしようもありません。
失敗するのはいいのです。
引きずるのがいけないのです。
失敗を引きずれば引きずるほど、無駄にくよくよしてしまいます。
貴重なエネルギーを消耗して、自分の可能性を狭めてしまいます。
頭の中で悪い妄想が膨らんで、何も動いていないのに精神的疲労が蓄積されます。
気づけば、どっと疲れているのです。
失敗は過去の話です。
終わったことは今さらどうにもなりません。
思い出したところで、負のスパイラルに陥るだけ。
建設的なことは1つもありません。
失敗は、引きずるものではありません。
バネにするものです。
失敗したら、まず反省をしましょう。
冷静に振り返って、客観的に自分の言動を見つめます。
悪いところが見つかれば、同じことが繰り返さないための方法を考え、具体策を立てます。
ここまでできれば反省は終了です。
失敗したことは過去の話として、きれいさっぱり忘れましょう。
失敗から学びを得て、次に生かせばいいのです。
失敗から得た学びをきちんと生かせれば、強力なバネになります。
失敗をバネにすることで、次に向かう推進力に変わります。
大きな飛躍につなげられます。
失敗したら、両手を挙げて喜んでください。
失敗は、成功への階段です。
誰よりも早く失敗する人が、誰よりも早く成功します。
失敗しないように生きるのではありません。
失敗との付き合い方を工夫するのです。
失敗は、引きずるのではなく、バネにしてください。
失敗をバネにすれば、悩むことはないのです。