大事な局面のとき、どうするか。
ここは、引っ込み思案の克服につながる分かれ道の1つです。
往々にして大事な局面は、ストレスが伴います。
不安、恐怖、恥ずかしさ。
違和感、不快感、抵抗感。
「嫌だ。逃げたい」と思うと、反射的に体が後ろにのけぞってしまうでしょう。
難しくて苦しいことは嫌なので、後ろに下がって、その場から逃げたくなる人も多いかもしれません。
しかし、大事な局面でおじけづいては、引っ込み思案を克服できません。
貴重なチャンスを逃すことにもなり、人生に大きな損失が生まれてしまいます。
自分を変えるには、ストレスの中に飛び込んでいくことが必要です。
引っ込み思案の人は、消極的な性格があるため、後ろに下がる癖がついています。
後ろに下がる癖がついているかぎり、引っ込み思案を克服するのは困難です。
いつも前に出るのは難しくても、大事な局面では前に出ることです。
大事な局面こそ、引っ込み思案を克服するチャンス。
「今こそ正念場だ!」
「大事な勝負所だ!」
「運命を決める勝負所だ!」
自分に力強い言葉を言い聞かせ、1歩前に踏み出すことです。
1歩前に踏み出せば、2歩目・3歩目も踏み出せるようになります。
後は勝手に体が動き始め、勢いが出て、物事が前に進み始めます。
勇気がないなら振り絞りましょう。
勇気がないとはいえ、ゼロではないはずです。
心を振り絞れば、少なからず勇気が出てくるでしょう。
成功イメージを持つことも大切です。
頭の中でイメージしたことは、現実化に向かいます。
「うまくいかなかったらどうしよう」ではなく「うまくいったらどうしよう」と考えましょう。
成功しているところを思い浮かべると、自然とわくわくする気持ちが湧いて、踏み出しやすくなります。
とりわけ人生に影響する大事な局面なら、なおさら前に出ることです。
「今頑張らなければいつ頑張るのか」と自分に言い聞かせ、勇気を出してください。
後ろに下がる癖がついているなら、前に出る癖もつくはずです。
癖の内容を逆に変えること。
最初は意識をしないと行動できませんが、毎回心がけていると、だんだん当たり前の習慣になってきます。
前に出ることが当たり前の習慣になれば、引っ込み思案は半分克服できたも同然です。