心の掃除をしていますか。
「心は掃除をしようにもできないのではないか」
たしかに心は曖昧で抽象的な存在です。
見ることも聞くことも触ることもできません。
家電量販店で掃除機を見ることはあっても、心の掃除機を見ることはないでしょう。
「心の掃除をしようにもできない」と考えるのも無理はありません。
部屋の掃除ならできても、心の掃除は難しいと考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、心の掃除はできるのです。
しかも簡単な方法で実現できます。
どうすれば心の掃除ができるのか。
その方法こそ「瞑想」です。
瞑想とは何か。
瞑想とは、無心に集中することをいいます。
何かを考えることに集中するのではなく、何も考えないことに集中します。
私たちは普段、さまざまなことを考えています。
数にすると、1日におよそ187000項目のことを考えているといわれています。
1日は86400秒ですから、1秒に2項目以上考えていることになります。
常に何かを考えている状態と言っていいでしょう。
仕事のこと、健康のこと、家族のこと、子育てのこと、将来のこと。
考え事の多い生活にさらされ、毎日何らかの課題と格闘しています。
「さまざまなことを考えすぎている」と言っても過言ではありません。
そのため、頭も心もごちゃごちゃして疲れています。
こうしたときに役立つのが、瞑想です。
瞑想をすれば、ごちゃごちゃしていた心が掃除され、シンプルになります。
疲れた心が回復して、気力を取り戻し、元気になります。
そして、本来の自分を取り戻せるのです。
瞑想といえば、宗教的なイメージを持つかもしれませんが、心配は不要です。
たしかに発端は、仏教やヒンズー教といった宗教ですが、心理的観点で行う瞑想は、あくまで「心と精神の正常化」です。
危険なものではなく、むしろ安全や安定を促すもの。
瞑想は、物理的な掃除機とは違い、電源も保管場所も必要ありません。
自分の部屋で手軽に行えるのでおすすめです。
瞑想の方法は簡単です。
一言で言えば、目を閉じて、静かに無心の時間を過ごすだけでいいのです。
特別な訓練は不要です。
瞑想は、3分あれば可能です。
目を閉じてほんの3分間、無心になるだけでいい。
3分後には、きっと心が晴れやかになっていることが感じられるでしょう。
心の掃除ができたのです。
人生に瞑想が必須というわけではありませんが、瞑想を取り入れたほうが、心の状態を快適にできます。
健全な心を保つのに役立ち、人生の幸せを実感しやすくなります。
心がごちゃごちゃしたら瞑想を始めましょう。
静かな場所で目を閉じて、無心の時間を3分間過ごすだけでOKです。
3分後には、心がきれいに掃除されているはずです。