初対面で会う人がいるとき、どんな気持ちで会いに行くでしょうか。
おそらく仲良くなれるかなと思いながら会いに行くのではないでしょうか。
まだ相手のことをよく知りません。
まだ信頼関係も結べていません。
いい人かもしれませんが、そうでないかもしれません。
出会いとは、新しい人間関係の始まりです。
楽しみな気持ちがある一方、不安な気持ちもあるでしょう。
しかし、仲良くなれるかなと思いながら会うのは要注意です。
仲良くなれるかなと思う気持ちがあると、相手を探るような態度になります。
心の中で思っていることは、無意識のうちに言葉や態度として出ます。
表情はにこにこしていても、引きつった笑顔になるでしょう。
楽しい会話をしつつも、疑い深い言葉が目立つでしょう。
明るい話をしつつも、不安を感じさせる言葉遣いが出るでしょう。
仲良くなれるかなと思っていると、自然と表に出てしまい、ぎこちない雰囲気が漂いがちです。
その不安感や消極性は、いつの間にか相手にも伝わります。
「楽しそうに振る舞っているけど、実は嫌がっているのかな」と誤解されやすくなります。
言葉・表情・態度に消極的な様子が目立てば、好印象を与えたくても、空回りに終わります。
いつの間にか親しくなるチャンスを逃していることがあります。
仲良くなれるかなと思いながら会うのも悪くありませんが、理想でもないのです。
では、どうするか。
仲良くなれそうかなと思いながら会うのではありません。
最初から仲良くなるつもりで会うのです。
大切なのは「心持ち」です。
相手がどんな人であろうと、とにかく仲良くなるつもりで会いましょう。
「必ず仲良くなる」と心に決めてから会うと、最初から元気で明るくいられます。
自然と心がオープンになって、接し方も柔らかくなり、最初から親近感のある雰囲気が出ます。
「あなたと仲良くなりたい」という歓迎する気持ちは、隠そうと思っても隠せません。
言葉・表情・態度を通して相手に伝わります。
自然と態度や話し方が積極的になり、好印象につながるのです。
出会いの可能性を高めるなら、最初から仲良くなるつもりで会いましょう。
「運命的な出会いにするぞ」という気持ちで会うのも悪くありません。
最初から仲良くなるつもりで会うから、本当に仲良くなれるのです。