せっかく購入したものの、初期不良になることがあります。
不具合があって、うまく動作しません。
使い方が間違っているのかと思って説明書を見るが、それでも動かない。
そんなとき、むっとしないことです。
わくわく感が、一気に失望感に変わります。
ふつふつと腹立たしい感情がわき上がってくる人もいるかもしれません。
「最初から壊れているなんて運が悪い。腹立たしい。メーカーに文句を言いたい!」
感情的になりそうな場面ですが、心を落ち着かせてください。
たしかに初期不良は残念なことですが、メーカー側もわざと壊れているものを送っているわけではないでしょう。
品質検査が十分行われていても、漏れが起こるもの。
100パーセント完璧に仕上げるのは、なかなか難しいのが現実です。
そもそも初期不良は、それほど重大な事件なのでしょうか。
いいえ、重大な事件でありません。
小さなことです。
何かが盗まれるわけでもありません。
借金を背負うわけでもありません。
大けがをするわけでもなければ、死ぬわけでもありません。
初期不良だけのこと。
保証書があるなら、確実に取り換えてもらえます。
返品・交換の手間暇はかかりますが、無償で応じてくれますから、経済的なダメージはゼロのはずです。
初期不良で返品・交換の際、おわびの気持ちとして、何らかのサービスが加わることも少なくありません。
ここで、おすすめの考え方があります。
もし初期不良があったときは、こう考えましょう。
「交換」「返品」を楽しむ場面と。
「そんなふうに考えられない!」
そう思うかもしれませんが、だからこそ意味があります。
初期不良くらいのことで、いらいらしてしまう、自分の狭い心を恥じたい。
少し時間と労力はかかりますが、だから何なのでしょう。
よくよく考えてみると、初期不良なんて小さなことにすぎません。
交換も返品も、珍しい経験の1つです。
いつでもどこでもできるわけではありません。
「年に1回あるかないか」という程度でしょう。
珍しい経験ができるのですから、それはそれで「ラッキー」とも言えます。
いらいらしながら返品・交換をしようとすると、態度も表情が悪くなるため、余計な手間暇がかかります。
難しいかもしれませんが「珍しい経験を楽しむ」と思って、にこにこしながら返品・交換をしましょう。
「返品交換ができるなんて、珍しい経験ができる!」
「悪い体験ではない。たまにはこういう体験も面白い!」
「せっかくだから思いきり楽しもう。話のネタにもなる!」
初期不良があったときは「交換」「返品」を楽しむ場面と思うのが一番です。
どうしても抵抗を感じるなら「自分の器を大きくするためのトレーニング」と思えばいい。
前向きに考えれば、初期不良があっても、かえって機嫌がよくなれます。
初期不良があったときは、にこにこしながら交換・返品を楽しみましょう。
あっと言う間に、返品交換が終わります。