どんな人がつまらない人なのか。
話が面白くない人。
真面目でユーモアがない人。
ファッションが地味な人。
たしかにどれも「つまらない人」に関係しているポイントでしょう。
話が面白くないと、退屈してしまいます。
ユーモアがないと笑いがありません。
ファッションが地味な人は、冒険心と遊び心が不足しています。
しかし、どれも微々たる影響です。
実はもっとつまらない人がいます。
「つまらない」という口癖のある人なのです。
ときどき「つまらない」という口癖のある人を見かけます。
「学校がつまらない」
「仕事がつまらない」
「人生がつまらない」
心当たりのある人は要注意です。
「つまらない」と言った瞬間、すべてが白けて見え、味気なく感じるようになります。
平凡で、無益で、暗く感じるようになります。
自分から楽しみを否定しているからです。
心の興味関心にふたをして、わざわざ自分から価値がないと誤解して思い込んでいます。
この状態では、何と接しようとつまらなく感じて当然です。
「つまらない」という口癖がある人は「自分には楽しさを発見する力がありません」と公言しているのと同じです。
刺激がないから、つまらないのではありません。
「つまらない」と言うから、つまらなくなるのです。
自分から楽しみを否定していれば、何を見聞きしてもつまらなく感じます。
「つまらない」という不満を漏らしている人とは一緒にいてもストレスなので、人が避けていき、孤立に向かいます。
「自分の周りにはつまらない人しかいない」と言っている人にかぎって、本人が一番つまらないのです。
「つまらない」という口癖を禁句にしましょう。
日常生活から「つまらない」という言葉を排除してかまいません。
「つまらない」という口癖をやめて「何か面白いことはないだろうか」と考えるようにしたい。
自分から面白いことを探しに行こうとすれば、観察力が向上して、ユニークな点を見つけやすくなります。
たとえ普通のことでも「面白い」という口癖を心がけたい。
どんなことでも、面白いことが必ず1つはあります。
世の中の答えは、あってないようなもの。
見え方や感じ方は、あなたの心の状態によって変わります。
自分から面白く感じようとすれば、自然と感性が豊かになり、本当に面白く感じてきます。
平凡で普通の日常も、刺激的で豊かに見えてくるようになるでしょう。
気づけば「生きているのが楽しい」「自分の周りには魅力的な人ばかり」と思えるようになっているはずです。
「自分の周りには魅力的な人ばかり」と言う人が、実は一番魅力的なのです。