完璧主義者は100点満点を求めて努力します。
100点満点は、まさしく完璧の状態です。
理想とする完璧をひたすら追い求める。
妥協せず、自分が納得するまで突き詰めようとする。
完全完璧を追求する性格があるから、より良い結果を出しやすくなります。
しかし、その分だけ苦しくなります。
完璧を達成しなければいけない重圧は、すさまじいものがあります。
いくら努力してもどれだけ頑張っても、物足りない気がして落ち着けません。
心の休まる暇がなく、感情も乱れやすくなります。
嬉しさや喜びを感じにくくなる一方、苦しさや悔しさを感じやすくなる。
100点満点を意識するから苦しくなるのです。
そこで取り入れたいのが、合格点です。
100点満点より、合格点を意識しましょう。
合格点なら、自分の目指すべき範囲が広がるので、楽になります。
たとえば、受験なら、各試験に合格点が設けられているはずです。
合格点が未公開の場合もありますが、書籍やインターネットなどで調べれば、傾向を把握できるでしょう。
100点満点ではなく合格点の達成を目指すなら、ストレスもプレッシャーも小さくなるため、楽になるはずです。
スポーツにおいても、試合やトーナメントに進出できる合格ラインがあるはずです。
1位や上位を目指すのではなく、あくまで合格ラインを目指すなら、比較的トレーニングも楽になるはずです。