大人になってから人見知りになるケースがあります。
「子どものころはフレンドリーだったのに、大人になってから人を避けるようになった」
「幼いころは人になつきやすい性格だったのに、大人になってからすっかり人見知りになってしまった」
珍しく思えますが、意外と多いケースです。
なぜ大人になってから人見知りになってしまうのでしょうか。
多くの原因は、コミュニケーションの失敗体験です。
たとえば「傷つくことを言われた」「親友に騙された」「いじめを受けた」などです。
成長過程のどこかのタイミングで、会話や人付き合いにつまずいた経験があると、心の傷になります。
失敗が小さければほとんど影響はありませんが、大きければ心の傷も根深く残ります。
とりわけ成長期はデリケートな時期であるため、失敗体験のショックが大きいと、心の傷も深く残りやすい傾向があります。
心の傷の影響で、無意識のうちに自意識が高くなったり保身が強くなったりします。
その結果、大人になってから人見知りになることがあります。
しかし、大人になってから人見知りになったとしても、克服は可能です。
人見知りの克服に必要なのは、たった3つだけです。
「意識改革」「場数」「成功体験」です。
エゴを捨て、自意識を下げて、積極的に話しかけるよう、意識改革を行う。
自分から見知らぬ人に話しかけ、場数を増やす。
会話を楽しんだ成功体験を積み重ねていく。
意識改革・場数・成功体験の3つをきちんと実行していけば、誰でも人見知りの克服は可能です。
たとえ失敗体験があったとしても、それ以上に成功体験を積み重ねていけば、失敗体験の上書きができます。
人見知りの克服は、子どもから大人まで十分可能です。
場数と成功体験を積み重ねていくにつれて、自信がついて堂々とできるようになり、人見知りを克服できます。
大人になってから人見知りになったとしても、克服を諦めないでください。
すべてはあなた次第です。
考え方をポジティブに変え、心の器を大きくしていくこと。
「失敗体験しかない状況」から「成功体験しかない状況」になれば、むしろフレンドリーな性格になることも可能です。