ボディーランゲージは、非言語コミュニケーションの1つ。
体の動きで表現する、意思の伝達手段です。
「ボディーランゲージを心がけたほうがよい」というアドバイスは、何度も聞いたことがあるでしょう。
その一方で、ボディーランゲージの効果は、意外と把握していない人も多いのではないでしょうか。
では、あらためてボディーランゲージの効果を整理しましょう。
ボディーランゲージには、大きく3つの効果があります。
「表現力の向上」「緊張の緩和」「余裕の表現」です。
まずボディーランゲージは、表現力の向上に役立ちます。
文字や言葉では伝えにくいことでも、体の動きを利用することで、スムーズに伝えられるようになります。
ボディーランゲージを活用すると、表現の幅を広げることができます。
たとえば「巨大」を表現したいとき、大きく両手を広げると視覚に訴えることができるため、より具体的に伝わりやすくなります。
なくてもいいですが、あったほうが聞き手にとってわかりやすく親切です。
表現力が高まるので、聞き手を引きつける魅力的な発表を実現できるはずです。
緊張で体が震えているときほど、ボディーランゲージを心がけましょう。
ボディーランゲージで体を動かすと、筋肉に適度な刺激を与えることができます。
凝り固まった筋肉がほぐれ、血行が促進され、リラックスを促せます。
緊張で体が震えているときにボディーランゲージをすると、余計に震えが目立ちそうですが、実際は逆です。
身ぶり手ぶりで体を動かしたほうが、むしろうまく震えをごまかせます。
もし震えが大きいなら、大げさなボディーランゲージを心がければいいだけです。
緊張で体が震えやすい人ほど、ボディーランゲージはおすすめです。
時にボディーランゲージは、余裕の表現にも役立ちます。
ボディーランゲージがない人よりある人のほうが、場慣れした印象を与えることができます。
発表内容を体で表現すると、自信に満ちあふれた様子に見えます。