人間には3大欲があります。
「食欲」「睡眠欲」「性欲」の3つです。
これは人間が「生存」をするために必要不可欠な大切な欲求です。
そのためにその3大欲の最中に邪魔をされると、不快に感じます。
寝ている途中で叩き起こされたり、エッチの最中で誰かが突然部屋に入ってきたりすると、本当に精神的にまいってしまいます。
生存に関わる欲求を邪魔されることは、なにより不快と感じてしまうものなのです。
食事中も、また同じです。
食事の最中に邪魔をされて気分が悪く感じてしまうのは、大人だけに限ったことではなく、子どもも同じことなのです。
特に、食事中のお説教は禁句です。
ただでさえ食事の邪魔をされてつらいというのに、お説教までされては、どんなにおいしい食事でも味気なくなります。
たった1つのお説教が、世界一おいしい食事も、世界一まずい食事へと変えてしまうスパイスになってしまうのです。
家族での食事の際は、一家が揃う瞬間です。
しかし、一家が揃う状況を利用して、お説教を持ち出す親がいます。
いくら一家が揃う食事のときでも、お説教はしてはいけないことなのです。
せっかく家族全員が揃う時間を、雰囲気の悪い時間へと変えます。
子どもが親と食事をしないと不満を漏らす親に限って、食事のときは決まってお説教をしています。
食事のときにお説教をされるくらいなら、1人になって部屋で食事したほうがましだと感じてしまうのです。
「そんな子どもは親不孝だ」という声が飛んできそうですが、これは道徳とか教育とかそういう問題以前の話なのです。
先ほどもいいましたが、これは本能なのです。
もともと人が生存するために、必要な欲求を満たすために、特に子どもは本能的にそうしてしまうのです。
食事中のお説教のみならず、不快にさせる話は、すべてよくありません。
楽しい話や嬉しい話のみ、食事中は許されます。