あるとき、予定を変更しなければいけない状況が発生します。
自分の都合もあれば、先方の都合もあります。
できるだけ予定変更は避けるべきですが、社会で仕事をしているかぎり、必ず発生します。
予定変更はいいのです。
避けられない事情が発生するのは仕方ありません。
問題は、いつに変更するかです。
仕事ができない人は、予定変更の際、後ろ倒しにします。
時間に余裕を作りたいので、軽い気持ちで予定を後ろにずらします。
「予定変更といえば後ろ倒し」という先入観を持っていることもあるでしょう。
しかし、理由もなく後ろ倒しを選ぶと、思わぬ弊害や誤解を生むことがあります。
後ろ倒しにすると、後の予定を圧迫することになり、仕事全体が遅れがちになります。
自分はよくても、先方の迷惑になることがあるでしょう。
時には「熱意がない」「意欲が足りない」などの悪い誤解を与える可能性もあります。
後ろ倒しにするしかない事情がある場合を除き、安易な後ろ倒しには注意が必要です。
仕事ができる人は、予定変更の際、まず前倒しから検討します。
プレゼンの予定が、来月だったなら、今月にできないか検討します。
打ち合わせの予定が来週だったなら、今週にできないか検討します。
電話をする予定が明日だったなら、今日にできないか検討します。
一般的に仕事は、早く終わらせるほうが好印象・高評価です。
予定変更になっても、前倒しにするほうが、相手の迷惑を最小限に抑えられるでしょう。
仕事への前向きな意欲や熱意が伝わり、前向きに受け止めてくれることもあります。
ビジネスで予定変更をするなら、できるだけ前倒しを心がけるほうがプラスに働きます。