目標は、ないよりあったほうがいい。
目標があれば、自分が目指すべき方向や距離がわかります。
目標を持つことにお金はかかりません。
気持ちや生き方を引き締める効果もあるため、社会人なら常に目標を持った仕事を心がけることが大切です。
ただし、目標があれば十分ではありません。
大切なことは「具体性」です。
目標があっても、内容が曖昧なのはよくありません。
曖昧な目標は、ないも同然。
目標を立てたとしても、内容が具体性に乏しいと、目標の効果や価値が半減するのです。
仕事ができない人は、目標が抽象的です。
目標はありますが、抽象的で、目標としての役割を果たしていません。
「今月は、できるだけたくさんの契約を取りたい」
「今年は、できるだけたくさんの書籍を読んでおきたい」
「数年以内に、○万円の貯金を作りたい」
「そのうち海外旅行に行きたい」
「いつか転職に役立つ資格を取りたいと思っている」
「できるだけ」「そのうち」「いつか」など、曖昧なキーワードが目立ちます。
対象・日時・範囲が曖昧なので、目標はあっても実現できたときの様子が曖昧です。
そのため、なかなかモチベーションが上がりにくい。
上がったとしても維持しにくいのです。
仕事ができる人は、目標が具体的です。
実現できる・できないは別にして、何をいつまでに達成したいか、明確に目標を設定しています。
「今月中に30件の契約を取る」
「今年中に100冊の書籍を読破する」
「3年以内に100万円の貯金を作る」
「8月の夏休みは、ハワイに旅行に行く」
「10月の○○の試験に合格して、来年の春の転職に生かす」
締め切りがなければ、自分で締め切りを作ります。
範囲がなければ、自分で範囲を決めます。
対象・日時・範囲など、できるだけ目標は具体的にしているので、いつも心に火がついています。
目標が具体的になればなるほど、実現しやすくなるのです。