経験は貴重です。
実際に五感を通して経験したことは、事情や手応えが詳しくわかるようになります。
経験は、物事を判断する有力な手がかりです。
成功だけでなく、失敗からも学ぶことがあり、成長のカンフル剤にもなります。
しかし、経験といえども、人生で得られる経験には限りがあります。
人生80年とすれば、得られる経験は80年分。
これまで生きた人生経験も有用ですが、十分とは言えません。
もっとスケールを大きくするにはどうすればいいのか。
そこで頼りになるのが、歴史なのです。
「どうすればいいだろうか」と迷ったときには、歴史書を手に取ってみるといいでしょう。
歴史は、何千年にもわたる人類の足跡です。
「歴史は繰り返される」と言われます。
未来の予想が難しいことも、歴史を振り返れば、すでに同じ出来事や似た出来事が起こっている場合があります。
時代や場所は異なっていても、そこにいるのが人でいるかぎり、昔の出来事でも、現代に通じる点が多い。
歴史を参考にすることで、今後の予想や判断がしやすくなります。
過去の似た出来事を参考にすれば、未知の体験をするときの重要な判断材料になるでしょう。
自分が経験していないことも、歴史を参考にすれば、補完しやすくなります。
国内の歴史だけでなく、海外の歴史も学べば、ますます視野は広がるでしょう。
過去の移り変わりを未来の成り行きに落とし込むと、未来予想がより具体的になるはずです。
歴史を学べば、より賢く人生を生きられます。