「できるわけがない」という口癖がある人は要注意です。
明らかに不可能なことは「できるわけがない」と言ってしまいがちです。
もちろん完全に不可能だと断言できることなら「できるわけがない」と言うのもわかります。
たとえば「太平洋を泳いで横断」「巨大建造物を1日で建設」などは、明らかに実現が不可能であるとわかります。
こういう場合なら「できるわけがない」という一言も自然です。
問題なのは「できるわけがない」が口癖になっている人のことです。
少し難しいお願いをしたときでさえ、反射的に「できるわけがない」と即答していませんか。
少し難しいとわかれば、可能性を考えず、最初から努力を諦めている状態です。
上司から難しい仕事の依頼があったとき、すかさず「できるわけがありません」と返事をすると、そこで話が終わります。
上司は「やる気がない」「取り組む姿勢が不十分」と判断して、もう仕事をお願いすることはありません。
運がどんどん逃げていき、チャンスをつかめなくなるのです。
「できるわけがない」ではなく「やってみます」と言い換えましょう。
難しい仕事をお願いされたときでも「やってみます」と言えば、前向きに取り組んでいる様子が伝わります。
完全に達成できなくても、せめてやるだけのことはやってみる姿勢が大切です。
「やってみます」と言えば、周りの人たちもあなたの努力に影響され、助けようとします。
うまくいかなくても、努力だけは評価してくれるでしょう。
「やってみます」という人は、どんどん運に恵まれるのです。