本当に好きなことなら、その前後も楽しめる特徴があります。
たとえば、本当に魚釣りが好きな人は、魚釣りをする前の段階から楽しめます。
釣具店で「どのえさがいいだろうか。新しいルアーはないだろか」と考えているときから、すでにわくわくしています。
「これでもない。あれでもない」と考えつつも、その迷っている状況が楽しい。
釣りを楽しんだ後も、釣りざおを片付けるプロセスも楽しみます。
「今日はよく釣れたな。次に来るときのためにきれいに掃除しておこう」
釣りが好きな人は、マナーがいい。
料理が好きな人でも、同じです。
本当に料理が好きな人は、食材を買うときからすでに楽しみが始まっています。
デパートの食品売り場で「どの食材がいいかな。少しでも新鮮なものはどれだろうか」と眺めている時点で、すでに幸せです。
料理が終わっても、にこにこしながら残り物をきれいに保存します。
料理で悪かった点は、ノートを取り出して反省点をメモして、次に生かします。
本当に好きなことなら、その前後も楽しめます。
逆に言えば、好きなことの前後を楽しめないなら、それは本当に好きなことではありません。
好きなことの前後も楽しめることが、本当に好きな証拠です。
楽しむ範囲が広がるのは、人生をより楽しめるということです。
もっと好きなことを突き詰めて、楽しめる影響範囲を広げましょう。