あなたの今日の仕事を思い浮かべ、こう問いかけてみてください。
「本当に必要な仕事だろうか。実はやらなくていいのではないか」と。
今、取り組んでいる仕事は、本当に必要な仕事なのでしょうか。
「あらためて考えると、実は必要ない仕事だった」という場合が少なくありません。
最もよくあるパターンは、古い慣習やしきたりに流された仕事です。
「昔から続いている仕事だから」
「とりあえずしなければいけないことになっている」
中には、はっきりした理由もなく発生している仕事もあります。
古い慣習やしきたりが関係する仕事は「変えてはいけない」「守らなければいけない」という意識が強い。
変えてしまうと「無礼者」「非常識」など、自分が攻撃されそうな気もします。
そのため、気づいたとしても、積極的に改善しない傾向があります。
もちろん文化を継承する意味があり、実際にその効果も大きければ、続ける意味もあるでしょう。
しかし、継承する文化すらなく、昔からの惰性で続いている仕事なら、やめても誰も困らないはずです。
必要ない仕事は、やはり必要ありません。
必要ない仕事は、どんなにうまくできても、やはり必要ないのです。
必要ない仕事は、勇気を出してやめましょう。
きちんと仕事を仕上げようとしますが、そもそも仕事をする必要がなくなれば、立派に仕上げる必要もなくなります。
その空いた時間を使って、本当に必要な仕事に集中すれば、自分も周りも生産性が向上します。
上司や同僚に説得が必要なら、勇気を出して提案する価値もあるでしょう。
仕事をやめるまでに手間暇がかかっても、やめることで生産性が向上するなら、長期的に見て有益なのです。