面接では、病気について質問されることがあります。
「持病はあるか」「過去に大きな病気をしたことはあるか」などです。
面接では一般的に、自分の弱みをうまく繕うことが大切です。
嘘はいけませんが、常識の範囲なら、事実を誇張して、自信を表現する演技力が必要です。
自信がなくても、自信のある態度をしなければいけない場面があるのです。
しかし、病気に関する質問の場合は、別です。
病気について質問されたときは、正直に答えましょう。
自分の立場が悪くなると思いますが、病気に関する質問は、法律が関係します。
会社は、社員の健康状況を把握する義務が、法律で定められています。
内定してから持病が発覚すれば、約束違反として、内定が取り消される場合があります。
また、場合によっては、人命に関わることもあります。
たとえば、持病でてんかんがあるにもかかわらず、隠すのはよくありません。
仕事で運転中、てんかんの発作が起きれば、人命に関わることもあります。
自分だけでなく、罪のない人まで巻き込む場合もあるのです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、実際にあり得ることです。
病気に関する質問は、繕うことなく、ありのままの事実を伝えるようにしましょう。
そのほか、業務に差し支える不安があれば、ささいなことでも、すべて伝えておくほうが賢明です。