実家が自営業の場合、面接官から家業に関する質問をされることがあります。
「家業は、継がなくていいのですか」
実家で家業を営んでいる場合、面接官は、将来辞めるのではないかという不安があります。
中途半端な考えで入社を希望しているのでは、面接官も困ります。
家業についての考えを知ることで、応募者の職業観を確認します。
家業について、両親と話し合っていないのは危険です。
入社後、両親から家業を継ぐ要望があったとき、子どもとしては気持ちが揺らぐ可能性があります。
他人の家庭の事情ですから、会社としては、どうすることもできません。
曖昧な返事をすると、面接官は将来のリスクを警戒するはずです。
面接前に、両親と家業についてしっかり話し合うことが大切です。
明確な結論が出ていなくても、ある程度の方向性が決まっていれば、職業観はずいぶん明確になるでしょう。
両親から「自分らしく生きてよい」「自由な仕事に就いてよい」などの了承があるなら、面接でも伝えておきます。
両親からの了承があるうえで面接に挑んでいるなら、面接官も安心します。
仮に、いつか退社する可能性があるなら、それまではしっかり働く誠意を伝えましょう。
受け止め方は面接官しだいですが、前向きな答え方は評価してくれるはずです。