執筆者:水口貴博

スーツの寿命を長くする30の方法

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ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。

ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。 | スーツの寿命を長くする30の方法

「ドライクリーニングにしますか。ウェットクリーニングにしますか」

クリーニングに出そうとする際、唐突に聞かれることがあります。

それぞれの違いがよくわからなければ、返事に困ってしまうでしょう。

では、それぞれの違いについて、見ていきましょう。

ドライクリーニング

ドライクリーニングとは、水で直接洗うのではなく、蒸気や揮発性溶剤を使って汚れを落とす洗濯方法です。

布地を痛めず、油性の汚れを落とすためによく使われます。

ウール・シルク・カシミヤなど、水の影響を受けやすい素材は、ドライクリーニングです。

ただし、油系の汚れは落ちる一方、汗などの水溶系の汚れは落ちにくい特徴があります。

水溶系の汚れを落とす場合は、ウェットクリーニングの出番です。

ウェットクリーニング

ウェットクリーニングとは、洗浄液として水を使った洗濯方法です。

私たちが洗濯といえば、水を使うイメージが一般的で、簡単な印象があるでしょう。

ところがクリーニングでは、水を使うほうが高度な技術を必要として、手間がかかります。

ウェットクリーニングは、汗・尿・血液など、水溶性の汚れを除去するときに大きな効果を発揮します。

また素材の都合上、ウェットクリーニングが不可能な製品も、ドライクリーニングの対象です。

考え方としては「ドライクリーニングで落ちない汚れは、ウェットクリーニング」と覚えておけばいいでしょう。

ウェットクリーニングは高度な技術が必要であるため、信頼できるお店を選び、よく相談してからお願いしましょう。

さて、ドライクリーニングとウェットクリーニングの判断が難しければ、クリーニング業者に任せるのが安心です。

汚れの種類や細かい条件によって、適切な方法が変わります。

まれなケースですが「ドライクリーニングとウェットクリーニングの両方が必要」という場合もあります。

スーツの寿命を長くする方法(21)
  • ドライクリーニングとウェットクリーニングの違いを、理解する。
クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。

スーツの寿命を長くする30の方法

  1. スーツの手入れは、仕事の手入れであり、心の手入れ。
  2. 手入れとは、言い換えると、節約行為。
    実はお得な作業。
  3. スーツは、物としてではなく、生き物と考える。
  4. スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを準備する。
  5. お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれない。
  6. スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要。
  7. ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身は、すべて取り出す。
  8. スーツを長持ちさせたければ、ブラシの最低条件は天然の毛。
  9. スーツを上手にブラッシングする、5つのポイント。
  10. ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケット。
  11. ジャケットのしわは、アイロンの蒸気が効果的。
  12. なぜ、スーツのハンガーは、木製が最適なのか。
  13. アイロンの蒸気を当て終わったジャケットは、すぐクローゼットに収納しない。
  14. 1日着たスーツは、1日以上は休ませたい。
  15. スラックスは、専用ハンガーを使って、しわを伸ばす。
  16. スラックスのブラッシングは、ハンガーに吊した状態が最適。
  17. スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。
  18. 定期的に虫干しをしよう。
  19. アイロンがけに自信がなければ、思い切ってクリーニング。
  20. クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。
  21. ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。
  22. クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。
  23. スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意。
  24. 同じ柄のスーツを毎日使いたい。
  25. ネクタイは、小さくても、印象に大きく関わる存在。
  26. スーツが雨で濡れたときの、お手入れの方法。
  27. スーツにタバコのにおいが付いたときの対処方法。
  28. スーツ全体のにおいを取り除く方法は、もっと身近なところにあった。
  29. スーツの手入れと部屋の掃除には、つながりがある。
  30. スーツを長期保管するときの3つのポイント。

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