就職活動で選択に迷ったときは、より礼儀正しいほうを選ぶのが得策です。
礼儀正しさは、就職活動のあらゆる場面で有利に働きます。
礼儀正しさがあれば、物事のやりとりがスムーズになるだけでなく、社会性が身についているアピールにもなります。
就職活動の1つ1つの場面で、適切な行動を覚えるのは膨大です。
もちろんゆくゆくは覚える必要はありますが、まだ社会に出ていない学生が身につけるのは難しいでしょう。
そんなとき、覚えるのではなくて、考え方を身につければいいのです。
その考え方こそ「どちらが、より礼儀正しいか」です。
何かの選択に迷ったとき「どちらが、より礼儀正しいか」と、自問自答してください。
この判断基準で考えれば、誰でも適切な選択肢が見えてきます。
面接では、腕時計を身につけたほうがいいのか。
自己紹介は、名字だけでいいのか、フルネームがいいのか。
お礼の手紙を出す際は、ペンがいいのか、筆がいいのか。
どの問いも「どちらが、より礼儀正しいか」で考えれば、おのずと適切な選択が見えてくるでしょう。
もちろん費用や手間暇の事情もあるため、完全に礼儀正しい行動を心がけるのは難しい状況もあります。
余裕のある範囲でよいので、できるだけ礼儀正しい行動を心がけたほうが賢明です。
少なくとも「礼儀正しい」と思われて、損はない。
時には礼儀正しさが行きすぎるかもしれませんが、少なくとも「礼儀正しい」と思われて、減点にはならないでしょう。
「この人は礼儀が正しいから不採用」というのはあり得ません。
費用と手間暇が余分にかかるかもしれませんが、礼儀正しさが伝わるなら、無駄にはなりません。