内定を辞退するときにありがちな失態があります。
声のトーンです。
内定を辞退する状況ですから、より上位の志望企業から内定をもらったのでしょう。
内定を辞退するときは、申し訳ない気持ちがある反面、嬉しい気持ちもある状況が多いはずです。
その嬉しい気持ちが声に出てしまい、電話で内定を辞退する連絡の際、明るい声のトーンになる場合があります。
「大変心苦しいのですが、内定の辞退をお願いしたいのです」と言いながら、声は明るいのです。
これは、採用担当者に失礼です。
採用担当者は選考に、多くの手間暇を費やしています。
応募者に期待しているから内定を出したのであって、内定の辞退は、期待を裏切られるような気持ちになるでしょう。
もちろん本人に悪気はないのでしょうが、無意識に声が明るくなりやすいため、配慮が必要です。
「辞退するときは、相手のことなんて無関心」と考えるのは、社会人らしい態度とは言えません。
電話で内定を辞退する連絡の際は「申し訳ない」「心苦しい」などの気持ちを声に込めましょう。