緊張を抑えるためには、深呼吸が効果的です。
深呼吸をすれば、大量の酸素が脳に行き渡り、頭の働きをよくする効果もあります。
交感神経の興奮を抑えて、副交感神経を優位にさせるため、心を落ち着かせる効果もあります。
面接前には大きな深呼吸をして、適度な余裕を作るようにしましょう。
ただし深呼吸は、面接前にすれば十分というわけではありません。
面接中にも、深呼吸が必要です。
むしろ面接中のほうが、より重要です。
面接中は、緊張と堅苦しい雰囲気のため、呼吸が浅くなりがちです。
面接官との対応に集中する一方、自分への意識が弱くなり、呼吸が浅くなりやすいのです。
これになかなか自分では気づけない。
面接中に限って頭が真っ白になるという人は、呼吸が浅くなっている可能性があります。
呼吸の浅さが酸素不足を生み出し、無駄に緊張感を高めている場合があるのです。
そこで、あらかじめ面接中に深呼吸をするタイミングを決めておくのはいかがでしょうか。
深呼吸のおすすめのタイミングは、質問の区切りです。
質問が終わって次の質問に移るとき、深呼吸をしましょう。
ただし、大きく息を吸った後にすぐ息を吐くと、ため息になってしまいます。
鼻から息を大きく吸った後は、鼻からゆっくり息を吐き出しましょう。
吐くときは、吸うより、長い時間をかけます。
面接中にも深呼吸をすることで、常に新鮮な酸素を脳に運び続けることができるようになります。
シンプルな方法ですが、効果は抜群です。