就職活動の醍醐味は、悩むことです。
悩まずあっさり就職が決まると「えっ。もう就職活動が終わったの」と思うでしょう。
就職活動をした実感が、ほとんどありません。
就職活動は、社会への入り口であると同時に、自分を高める機会でもあります。
あっさり就職が決まれば、自分を高める貴重な機会を逃します。
本来、就職活動は、悩むものです。
悩まなければいけません。
「自分はどう生きるべきだろう」「どんな仕事が適しているのだろう」と何度も考えます。
自分をじっくり見つめて、無数にある選択肢の中から自分にふさわしい道を絞ります。
ようやく絞った面接を受けたと思えば、不採用です。
何度も面接に落とされる経験をして、苦しみます。
しかし、それこそが就職活動の醍醐味です。
悩むから、思考が深くなります。
苦しむから、必死になれます。
不採用になるから、よく反省できます。
悩む就職活動でなければ、本当の就職活動ではありません。
悩むのを避けるのではなく、悩むのがいいことです。
「ああ、苦しいな。考えることがたくさんある」と思えば、よい就職活動ができています。
悩み、苦しみ、考えましょう。
行動し、落ち込み、這い上がりましょう。
それら一連の出来事が、就職活動の醍醐味です。
山や谷を何度も越えていると、しばらくして、落ち着くところに落ち着きます。
その先に、光があります。