就職活動対策の本には、さまざまなアドバイスが載っています。
「OB・OG訪問をする」
「企業説明会に出席する」
「ドアのノックは、3回」
「社屋ですれ違う人とは、すべて挨拶をする」
「圧迫面接では、とにかく前向きな返事をする」
先輩たちが、過去の失敗から得た教訓です。
「なるほど。こうすればいいのか」と振る舞い方がわかれば、就職活動もスムーズになるでしょう。
するべきことがわかるのは、いいのです。
問題は、すべきことができなかったときです。
時として、やらなければいけないとわかっていても、体が動かないときがあります。
「しなければいけないとわかっていながら、できなかった。自分は何て情けないのだろう」
できなかったとき、強い罪悪感を抱いてしまうのです。
24時間365日、やる気を出し続けるのは、難しい。
人間ですから、やる気が出ないときもあります。
そこなのです。
そのとき、どうか自分を責めすぎないでほしい。
責めると、さらにやる気が出なくなります。
完全にしようとしても、不完全な人間ですから、どこかに不完全が生じるのは当然です。
まず、大きく深呼吸をしましょう。
そして「まあいいか。次から頑張ろう」という気持ちの切り替えが大切です。
たまにサボることもあるから、人間です。
たまにミスをすることもあるから、人間です。
自分を責めず、多少の過ちを前向きに受け入れることが、長期にわたる就職活動を乗り越えるコツです。