「その企業でなければ、できない仕事なのか」と考えてほしい。
希望の企業に採用されなくて、落ち込んでいるのはわかります。
やはり第1志望に採用されたいと思うでしょう。
憧れの企業が不採用になれば、落ち込んで当然です。
憧れが強ければ強いほど、落ち込みも強くなり、立ち直るのも時間がかかるでしょう。
しかし、あなたが希望する仕事は、本当にその企業しかできないのでしょうか。
いいえ、きっとほかの企業でも、できるはずです。
設計・商品開発・デザイン・プログラミング。
調理・接客・営業・開発・建築。
やりたい仕事は、ほかの企業でもやっています。
したい仕事は1つでも、実現できる企業は無数にあるはずです。
そう考えると、1社くらい不採用になっても、大きなダメージでないとわかるでしょう。
希望の企業に採用されなかったのは残念ですが、致命的ではありません。
すべての選択肢が閉ざされたわけではなく、選択肢の1つが消えたにすぎません。
「実は、ほかの企業のほうが仕事はしやすいのではないか」と考える余裕もほしい。
就職活動をしていると、だんだん視野が狭くなりがちです。
1つの選択肢が消えると、ほかの選択肢を考えざるを得ない状況になります。
その結果、今まで気づかなかった選択肢に気づき、新たな可能性を見いだすこともあります。
不採用が、より良い選択肢を導くきっかけになることもあるのです。