「今の環境がいけないんだ。環境が変われば少しは、変わるかもしれない」
こんな愚痴をこぼしている人が、ときどきいて残念に思うことがあります。
自分の不幸を環境だけのせいにしているのです。
たしかに環境とは強いつながりがあります。
あなたがどこへ行こうが常に「環境」は存在します。
環境によって受ける刺激も違えば、自分の交友関係にも影響が出てきます。
しかし、それ以上に、いつでもどこでも必ず存在する環境があります。
「自分」です。
「自分」という環境だけは、あなたがどこへ行こうが、常にそこにあります。
つまり一番大切な環境というのは、自分なのです。
私が心配しているのは、自分の不運を周りの環境ばかりのせいにして、自分を一向に改めようとしない人です。
自分で改善しようとしないかぎり、一向に状況はよくなりません。
一番の環境は、ほかでもない「自分」だからです。
周りの環境から受ける刺激すら、自分しだいです。
「むかつく」と言えばそれまでですが「いい経験ができた。勉強になる」と思えば、成長になります。
最も素晴らしい環境を手に入れるためにすることは、なにより自分を磨くことなのです。
自分磨きをすることが、あなたの周りの環境を変えていくことにもつながります。
あなたが周りの環境をどう思うのかは、あなたの意識で決まることだからです。
環境が変わっても、あなたは変わりません。
しかし、あなたが変われば、環境も変わって見えてきます。
自分で自分という環境を整えることが、第一です。
周りの環境は、その次に大切なことなのです。