環境と自分には、強いつながりがあります。
生きている人なら、誰でも必ず、環境に囲まれています。
環境から、常にさまざまな刺激を受けています。
私は昔「環境が変われば、自分も変わるのにな」と思っていました。
しかし、だんだんいろいろなことを経験していくにつれて、実際はそうではないんだということに気づくようになりました。
現実は、まったく逆が正解になります。
「自分が変わるから、環境も変わる」のです。
自分を変えるために、引っ越しをして、環境を変える人がいます。
私も昔は、その1人でした。
私は以前、3年半の間に7回も引っ越しを経験したことがあります。
7回も経験して、環境が及ぼす影響について考える機会を設けることができました。
環境が変わると、たしかに自分が変わったような感覚になりました。
しかし、環境が変わって自分が変わったような感覚に陥っても、一時的なことです。
もともとある自分が変わらないと、環境が変わっても同じような結果になります。
どんな環境であろうと、刺激を受けるのは自分だからです。
環境を変えるために大切なことは、引っ越しではありません。
自分です。
日頃から挨拶やお礼、感謝ができる人は、環境が変わっても、やはりうまくやっていけます。
しかし、挨拶もしない、お礼も感謝もしない人は、どんなに環境が変わってもやっぱりうまくいきません。
環境は、あなたの鏡だと考えることです。