変化には、つい尻込みになってしまいがちです。
人間は、初めて経験することより、昔から慣れ親しんだことのほうが安心できますから、つい変化を避けがちになります。
しかし、実際、チャンスをつかむことができる人は、変化を受け入れている人です。
変化を受け入れ、むしろ変化を楽しんでいる人は、チャンスもどんどんやってきます。
自分が実際に新しいことに挑戦し、変化を心がけているため、新しいチャンスも舞い込んでくるのです。
たしかに「昔と変わらない」ということは、それだけで心の落ち着きを感じます。
以前と変わらないふるさとの景色に、私はとても癒しを感じます。
とはいえ、いつまでもふるさとに居続けてしまっては、安心はできますがその代わりに新しいチャンスにも出会えなくなります。
私が田舎から都会へ出てきたのは「変化は拒むより受け入れ、楽しんでいこう」と思ったからです。
いつもと変わらないことには、癒しを感じてほっとします。
しかし、新しいチャンスに出会う機会を失っていることに気づかなければなりません。
実際、世の中に起こることで、変化しないことはありません。
西洋哲学では「万物流転」と言います。
「すべてのものは変化をして、変化のしないものはない」という意味です。
昔から慣れ親しんだ友人や土地にしがみついていても、そんな友人や土地でさえゆっくり変化を遂げていきます。
すべてが変化を遂げるなら、いっそのこと自分から変化へ飛び込んでいけばいいのです。
変化に飛び込み楽しんでいる人は、必ずその分新しいチャンスにも巡り合うことができるようになります。