面接室のドアを開けてから、椅子に座るまでの場面を思い出してください。
ドアを閉めてから、椅子の横に立ち、面接官に挨拶と一礼をしてから椅子に座りますね。
このときの手の位置について、ときどき見かけるマナー違反があります。
体の後ろに、手を隠す態度です。
体の後ろで手と手を結べば、楽に感じる人も多いでしょう。
そういう姿勢が普段から癖になっている人もいるのではないでしょうか。
もちろんプライベートではいいのですが、面接のような公式の場では、注意が必要です。
手を体の後ろに隠すと、悪気はなくても、誤解されやすい。
楽をしているような様子が、かえって相手に失礼な印象を与える場合があります。
体の後ろに何かを隠している様子にも見え、不信感を抱かせる原因になる場合もあるのです。
当然ですが、手を後ろに組んだままのお辞儀も、印象がよくありません。
では、正しい手の位置はどうすればいいのか。
男性なら体の脇に揃えましょう。
女性なら前で両手を揃えると、美しく見えます。
相手から手が見える位置にあることで「あなたと話したい」という印象を与えることができます。