恥をかくといえば、何をイメージするでしょうか。
文字を読み違えたこと。
度忘れしたこと。
感情的になり、言いすぎたこと。
レストランで、マナーを間違えたこと。
いつの間にか居眠りをしてしまい、寝顔を見られたこと。
どれも避けたい恥ですね。
しかし、大丈夫です。
幸い、どれも本当の恥ではありません。
人間ですから、うっかりもあります。
恥をかいても「失礼しました」「間違えました」「すみませんでした」と謝れば、許してもらえるでしょう。
では、本当の恥とは何でしょうか。
本当の恥とは、恥を隠すことです。
ごまかしたり、曖昧にしたりするのが、一番恥ずかしい姿です。
本人は反省しません。
反省しないため、また同じことを繰り返すでしょう。
しかも、恥を隠そうとする姿は、自然とほかの人にわかるものです。
不自然な様子は、目立ちます。
恥を隠そうとする姿は、反省から逃げている様子に見え、最もかっこ悪く見えるのです。
恥は、隠すより見せましょう。
知らないことは「知らない」と認めたほうが、スムーズに教えてもらえます。
うっかり間違えたことは、素直に認めましょう。
素直に認めて謝ったほうが、きちんと誠意が伝わり、許してもらえます。
恥を認める姿は、素直な姿です。
本人は恥ずかしく思っても、軽くて一時的な恥で済みます。
周りの人も寛大になってくれるでしょう。