人生で最も素晴らしい道具は何でしょうか。
あなたの手です。
道具を使うのは手ですが、そんな手もまた、道具の1つです。
これまで数え切れないほど、手のお世話になりました。
ドアを開けたり閉めたりしました。
食事のときは、お箸、ナイフ、フォークを使いました。
晴れの日にはバッグを持ち、雨の日には傘を持ちました。
勉強のときには、鉛筆を握り、教科書をめくりました。
仕事では、机の引き出しを開けたり、キーボードを打ったりしました。
自転車や車の運転では、ハンドルを握りました。
子どもができたときは、手をつないだり、抱っこしたりしました。
人と出会ったときには、握手をしました。
手という道具があるおかげで、これまでの長い人生を歩んでくることができました。
だから、手はありがたい。
手があるおかげで、山あり谷ありの人生を、無事に乗り越えることができました。
手を使うとは、人生を切り開くことです。
手を使えば使うほど、人生が切り開けます。
しかし、まだ終わりではありません。
手のひらを、動かしてみましょう。
閉じたり開いたりです。
まだ動きますね。
だいぶ古くなった手ですが、まだ使えます。
手が動くかぎり、まだまだ人生を切り開く可能性があるということです。
杖をついて、歩くことができるでしょう。
お箸を使って、食事もできるでしょう。
本のページをめくることもできます。
自分の手に向かって「ありがとう」と言いましょう。
もっともっと、手を使いましょう。
まだ使えるのですから、使えるだけ使いましょう。