「芸術にはセンスが必要である」といわれています。
たしかにセンスがあれば、具体的に表現する能力を、うまく発揮できることでしょう。
感じのいい作品には、鋭い感性が表現されているものです。
ただし、センスがなければ芸術ができないのかというと、そうではありません。
センスがなくても、芸術はできます。
何かを表現しようとする人間活動には、性別も年齢もキャリアも関係ありません。
誰もが自由にできることです。
センスがなければ、好きなように進めればいいのです。
直感のままに、物事を進めていきます。
自分が感じたことは、すべて正解です。
自分が感じたことに、間違いはありません。
センスがないからこそ、何にも縛られることもなく、自由気ままに進められます。
思ったこと、感じたことを、ありのままに表現してみましょう。
すると、1つ、完成します。
「何を表現しているの」と聞かれたら「素直に気持ちを表現しています」と言えばいいのです。
何にも縛られず、自由気ままな様子が、表現されます。
それもまた、1つの芸術です。
センスがなくても、芸術はできるのです。