「やるべきことはやったのか」
うかつにも、親や上司から指摘されました。
今やろうとしているところで「早くやりなさい」と指摘されると、やる気を失います。
「やれ」と言われると、やりたくなくなります。
命令のようであり、積極的な気持ちが半減するのです。
しかし、そこで投げやりになるのではありません。
指摘されるだけ、ありがたいと思うことです。
人は年を取るごとに、だんだん立場が変わります。
「指摘をされる側」から「指摘する側」へと立場が変わります。
親の面倒を見たり、後輩の面倒を見たり、子どもの面倒を見たりです。
面倒が増える分、気配りが増えます。
背負う責任も増えるでしょう。
誰かの指摘するのも、一苦労です。
背中を押してもらえるだけ、ありがたいと思うことです。
相手は貴重な時間を捻出して、ささいな点を指摘してくれました。
おかげで改善できそうです。
期待であり、応援なのです。
世の中には「指摘する価値さえない」と思われている人がいます。
期待も応援もされなくなったら、終わりです。
誰からも目を向けられないのは、最も厳しい孤独です。
そういう人に比べれば、なんと恵まれているのでしょうか。
指摘されるのは「自分には価値がある」と認められている証拠です。
指摘されたから、腹を立てるのではありません。
指摘された勢いで、どんと前に進みましょう。