運が悪いと思うのは、ナンセンスです。
少なくとも、この文章を読んでいる人に、運が悪い人はいません。
本当に運が悪ければ、とっくに死んでいるはずです。
交通事故に遭いませんでした。
通り魔に遭うこともありませんでした。
大きな病にもかからず、生き続けることができています。
今生きているのは、運がいいことです。
「生きるなんて当然だろう」と思いますが、生きているから、そう思えるだけです。
世の中には、自分の知らないところで、望まない死を迎える人が大勢います。
WHO(世界保健機関)の報告に、興味深いデータがあります。
世界の交通事故による死者は、2010年から過去数年にわたり、年間およそ130万人だそうです。
1日にすると、3,500人です。
つまり、およそ25秒に1人が、交通事故で亡くなっていることになります。
25分ではなく、25秒です。
この文章を読んでいる1分間で、もう2人が交通事故で亡くなっているわけです。
恐ろしいですね。
交通事故は、自分がどれだけ注意しても、防げないケースがあります。
対向車がいきなり車線変更して、自分のところに向かってくることもあるでしょう。
居眠りのせいかもしれませんし、飲酒のせいかもしれません。
こればかりは、どうしようもありません。
今生きているのはみんな、幸運の持ち主です。
恵まれた運に、感謝しながら生きることが大切なのです。