以前、年齢を尋ねると、面白い答え方をする人がいました。
「若い」としか、答えてくれないのです。
「いくつですか」と聞いても「見てのとおり、若いよ。わはは」とだけ言います。
「わはは」が、すごくいいです。
白髪交じりのひげを生やしていたので、おそらくそれなりの年齢だったのではないかと思います。
見た目からすると、中年くらいと思われますが、答えてくれません。
何度聞いても、答えてくれません。
だんだん、年齢を聞いている自分のほうが、恥ずかしくなってきました。
年齢を聞いて、何をどうしようというのでしょうか。
私の中で、はっと気づくものがありました。
「たしかに年齢なんて、どうでもいいね」と、気づいたのです。
発想が若いのは、心が若いです。
そういう発想といい、大胆な発言といい、たしかに若々しいです。
年齢は、ただの数字です。
自分が若いと思えば、いつまでも若々しくいられます。
年齢を口にしただけで、若い・古いと思われるのも、おかしな話です。
「若いよ」という答え方は、これからの新しい年齢の答え方です。
「年齢はいくつですか」
「若いですよ」
それでいいと思いませんか。