真っ暗な夜は、怖いです。
視界も悪くなり、気温も下がって、静かになります。
夜は、魔の時間とも言われます。
落ち込んでいるときは、余計に落ち込ませる力があります。
真っ暗な夜より、明るい昼間のほうが、元気が出ますね。
「いつの間にか外が暗くなり、気づけば、1日が終わっている」
そんな毎日ではないでしょうか。
しかし、そんな暗い夜も、人生では無限にあるわけではありません。
残り回数があります。
人生80年だと仮定しましょう。
20歳の人は、残り22,000回程度しか、夜を経験できません。
自分の人生が有限であるように、夜を経験する回数も、有限です。
なんとなく過ぎ去っていく夜ですが、残り回数があります。
経験回数が限られている夜に対して、もっと注意を向けましょう。
夜を迎えたとき、こう考えるのです。
「ああ。今日もまた、人生で貴重な夜が過ぎていく」と。
今夜という夜は、もう二度と味わえません。
暗くて、静かで、寒い夜中にも、深い味わいがあります。
夜を楽しみ、感謝して、味わいましょう。
今日もまた、人生で貴重な夜が、すぎていくのです。