自分の夢を見ると、スケールの大きさに不安を抱くことがあります。
「スケールの大きな夢は、叶わないのではないか」と思うのです。
たとえば「外科医師になり、多くの人を救いたい」という夢があるとします。
外科医師になるためには、大学で医学の専門的な勉強をする必要があります。
難しい国家資格を取ったり、研修をしたりなど、数多くの山場を乗り越えなければなりません。
夢が大きいと「実現できないのではないか」と、不安になるのです。
そういうときは、一度「スケールが大きすぎること」を考えてみましょう。
まず、1枚の紙を用意します。
「世界1の大金持ちになる」と書きます。
太くて、大きな字で、書きましょう。
ばかばかしいと思うほど、規模が大きすぎることなら、何でもかまいません。
書いた後、大きな声で10回音読してみましょう。
口に出している自分が、恥ずかしくなるでしょう。
恥ずかしいと感じるほど、スケールが大きすぎる内容だから、いいのです。
10回音読した後、あらためて自分の真面目な夢を見ると、感じ方が変わります。
「世界1の大金持ちになるのは無理でも、医者くらいならなれそうだ」と、思えるようになります。
最初に大きすぎる考え方をすることで、考えられる余裕が自然と広がるのです。