モテるのがよいことで、モテないのが悪いことだと思っている人がいます。
たしかにモテるほうが人気があるということです。
しかし、だからとはいえ人間のよい悪いが、必ずしもモテるモテないに比例するとは限りません。
ときどきどれくらいモテるかで、自分の価値を計ろうとする人がいます。
どれくらいモテるかで、自分の価値を計ることはできません。
たとえば、若い女性がみだらに肌を見せた服を着て、街を歩けば、男たちにモテることができます。
しかし、体が欲しくて近寄ってきているだけで、彼女の魅力に引かれてきた人ではないのです。
それを、モテるなどと勘違いしてはいけません。
優しい男性は一般的にモテます。
しかし、単に「優しいから何でも言うことを聞いてくれる」と思って近づいてきている人も、中にはいることに気づきましょう。
ただ、優しいことを逆手にとって利用しようとする人です。
人気があり、モテるからとはいえ、必ずしもあなたに価値があるわけではないのです。
踏み台にされているだけかもしれません。
だからこそ、どのくらいモテるかで、自分の価値を計るのはやめましょう。
自分がどれくらいモテるかで、自分の価値を計っていたら、人生に疲れます。
みんなにいい顔をしないといけなくなるため、たくさんの人に合わせないといけなくなります。
「八方美人」という言葉があります。
みんなによい顔をして、みんなに好かれている人のことです。
響きこそよいですが、実際の八方美人はみんなに合わせることで頭がいっぱいで、結構お疲れモードなのです。
自分がモテることで満足していたら、八方美人のように、ただ「みんなに合わせるだけの人生」になってしまうのです。