恋愛には、人の数だけ形があるように、恋のうんちくも人それぞれです。
どれが正しいということはなく、経験を通して身につけた知恵は、強い説得力があります。
私も今でこそようやく恋愛の熱が治まってきましたが、中学生や高校生の盛りのころは、恋愛の知恵を学んだものです。
それでたくさんの人の話を聞いたり、経験をしてきたりして、最近になってようやく1つの答えに行き着きました。
「恋愛を実らせることができるのは、自分のことより、相手のことを考えて行動できる人」です。
この一言から、すべての恋愛を進めていけば、必ずうまくいきます。
ときどき「恋愛のテクニック」「男性の扱い方・女性の扱い方」といったたぐいの本を目にします。
たしかに人間関係において、うまくやっていく方法ではあります。
しかし、それは、相手のためを思っての行動ではなく、自分のことしか考えていない行動ばかりなのです。
自分だけたくさんのことを考えて、相手から愛や金銭を絞り取れる取る自己中心的な考え方では、本当の恋愛はできません。
うまくいきそうでも、でもやはり最後にはどこかでつまずきます。
当然の話です。
誠実でない人の恋愛は「嘘の恋愛」でしかないからです。
相手に正直になり、自分の心に正直になり、ようやく本当の気持ちをわかち合えることができるのです。
考えれば当然のことですが、ほとんどの人ができないでいることが、また悲しくなります。
妙なテクニックは、使わないことです。
テクニックは、近道なようで、一番遠回りで危険な方法です。
恋愛は、気持ちをこつこつ伝えていく人が、最後に実らせることができます。
自分のことより相手のことを考えて行動する人が、本当に恋愛上手な人です。
本当の愛は、与えられるものではなく、与えるものなのです。