恋愛の最中に、ほかの人に心が揺らいでしまうことがあります。
好きな人はきちんといるのに、ついほかにも気になる人がいる場合です。
こんなときに、よく喧嘩を起こしてしまいがちです。
「あの人のほうがいいの? 私とは遊びで付き合ってたの? ほかの人を見る暇があるなら、私を見てよ」という感じです。
そういえば、私も言われたことが何度かあります。
付き合っているとき、相手のことが十分に好きであるにもかかわらず、ほかの人にも心が揺れてしまうことがあります。
たしかにほかに目移りをした私もよくありません。
しかし、恋が偽物だったわけではないのです。
好きになる対象は、1つだけとは限りません。
「好きな果物は何ですか」と聞かれて「ミカンもリンゴも好き」という人は、たくさんいます。
「ミカンとリンゴの両方が好きだなんて浮気でしょ」と言われても、本当にミカンもリンゴも好きなら、仕方ないことです。
たまたま目の前にミカンがあればミカンを食べますし、ミカンを食べている最中にリンゴが出てくれば、リンゴも気になります。
人間の生理的な欲求である「好き」があるからです。
時にはほかの人に心が揺らいでしまうことはあります。
しかし、恋が偽物だったわけではないということです。
ほかの人に心が揺らいで、実際に浮気に走るかどうかは、また別問題です。
浮気はいけないことです。
浮気はやってはいけないことです。
しかし、好きな人が複数できるのは、人間として人間らしいことなのです。