恋愛心理学では「ロミオとジュリエット効果」というのがあります。
親や友人などに、反対されればされるほど、相手のことを好きになってしまうことです。
シェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」の関係に類似していることから、この名前がつきました。
学校で禁じられた遊びのように、禁じられているからこそ、やってみたい気持ちが高ぶってきます。
親や友人に反対されればされるほど、逆に相手に対して「触れてはいけないものに触れている」という価値が生まれます。
そのために、反対されるほど相手への価値が、大きくなるのです。
こういうカップルは一度親を振り切って結婚したりすると、案外普通の暮らしが待っていることにがっかりしてしまうものです。
手に入れるものを手に入れたら、一気に気持ちが冷めてしまうものです。
これは、14番目のコツ「手に入らないと、欲しくなる。手に入ると、いらなくなる」と同じです。
自分の気持ちは、案外周りの影響を大きく受けるものです。
自分だけの意見では自信がないため、周りの人がどう評価しているかによって、価値を確認しようとするのです。
人間の心理ですから、克服するのは難しいかもしれませんが、できるだけ自分の気持ちに正直になりましょう。
周りに流されて気持ちを合わせるのではなく、自分の気持ちに合わせて行動するのです。