私たちは、日常生活を送っていくなかで、無意識のうちに「好きなこと」を選んでいます。
コンビニに行けば、好きなパンとジュースを買います。
人間関係は、話の合う人とばかり一緒にいます。
レストランへ食事に行けば、食べたいと思うものを注文します。
見ようとする映画も、見たいと思う映画です。
そうすると、だんだん「決まりきった毎日」になります。
「同じことの繰り返し」です。
決まりきった毎日が続くと、脳は慣れます。
脳は、慣れてしまうと刺激を感じなくなってしまうという特徴があります。
好きなことは、その人の性格が変わらないかぎり、変化することはありません。
慣れてしまうと感動や感激が減ってしまい、それ以上、脳の成長がありません。
では、こういうのはいかがでしょうか。
わざと「反対」のことをして、1日を過ごしてみるのです。
コンビニでは、わざと、食べたくないと思うパンを買って、食べてみる。
人間関係でも、興味のない人や話したこともない人に話しかけてみます。
レストランでも、わざと食べたくない料理を注文してみましょう。
映画も「つまらなさそうだな」と思う作品を鑑賞してみましょう。
必ずいつもと違った刺激があり、驚きと感動があるはずです。
反対の選択と行動をするのです。
必ず、新しい発見があります。
たいていの場合、実際にトライしてみると、はじめの印象とは異なります。
まずそうな食事も、実は思い込んでいる場合が大半です。
口にしてみると、意外においしかったりします。
冷たそうな人だと思い込んでいた人も、実際に話をしてみると、いい人だとわかります。
「つまらなさそうだ」と思っていたことは、実はとても面白かったりします。
反対の行動をしていると「思い込み」がなくなり「新発見」がたくさんできます。
わざと今までとは反対の行動をすることで、生活パターンが変わり、今まで使っていない脳を刺激できます。
脳は驚きと感動で、活性化されます。
脳を鍛えるだけでなく、あなたの理解の幅も広がるのです。